実は先日の対戦会でちょっといい事があったのです。
Tさんに貸していたスリーブ2枚が返ってきました。
この話の始まりは多分5年くらい前かな。
Tさんが「ルギアexを2枚貸して」と言うので、ちょうどその時カイリュー(δ)のデッキに入っていたルギアexを2枚、デッキで使っていたスリーブのまま渡しました。
この時使っていたのはポケモンカードで最初に発売されたスリーブ「デッキシールドINTERNATIONAL」の、金色バージョン。
「INTERNATIONAL」は最近のスリーブに比べて遥かに丈夫で、今でも使い続けられるくらいしっかりした逸品です。名前の由来は当時日本版カードと海外版カードのウラ面が統一されておらず、ウラ面を隠すこのスリーブに入れれば混ぜて使うことができるよ、という意味から(英語版が逆輸入されて販売されている時代がありました)。
市販品はメタルグレーのような色で、金色はかなり初期のイベント限定の賞品か何からしく、知り合いにカードと交換で譲ってもらいました。
そんな訳でこの金のスリーブは実用性とかっこよさと珍しさの揃ったお気に入りなのです。
ところがこの後、私自身の鬱が酷い時期があったのと、前にも少し書きましたが大会で嫌な思いをしたこともあって、しばらく……半年くらいかな、イベントに顔を出さない時期がありました。
私が近所のジムチャレくらいなら、とイベントに復活した後も、Tさんとは偶々タイミングが合わないことが多かったり。(ちなみにルチさんに出会ったのこの頃ですよー)
そんなこんなでかなり長い時を経てTさんからルギアexを返してもらいました。レギュレーション落ちするまで借りっぱなしになって申し訳ない、と言ってTさんからお詫びにとレジギガスLV.Xのカードをもらったのを覚えています。私は別にルギアexを使うことが無かったので全然構わなかったのですが、ありがたく頂きました。その節はありがとうございました。
ところがこの時返してもらったルギアexは貸した時とは違うスリーブに入っていたので、実は大切なスリーブだったのだ、ということを伝えました。
「分かった、探しておく」
ということでしたが、次に会うと
「どうしても見つからないんだ」
私も最初に渡す時何も言わなかったのが悪かったなという思いと、偶々同じスリーブの予備を丁度2枚だけ持っていたのでそれほど深刻には考えず、無いものは仕方ないと諦めていました。
(とは言え珍しいものなので予備が無くなったことからなかなか使えずにいましたが)
ところがそれが先日の対戦会の日にひょっこり現れたTさん、
「変なところから出てきたんだよ」
まさかの5年ぶり帰還。
ずっと覚えててくれたのか! Tさんの義理堅さに感謝です。
実は未だにカイリュー(δ)デッキが当時のまま打ち捨てられているので(笑)、この機会に整理してまたこの金スリーブを使ってみようと思います。
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