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2024-11-22(Fri)

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2011-08-25(Thu)

公式の問題点(オフィシャルブック2000編)

公式の問題点その4。
公式回答によると、
「『ポケモンカードオフィシャルブック2000』は公式ルールではないので、あくまでカードに書かれている説明にしたがう」
のだそうです。

「ポケモンカードオフィシャルブック2000」とはなんぞや。
簡単に言ってしまえば、ポケットモンスターカードゲームシリーズの全カードを収録したカタログです。ですが単なるカタログではなく、全てのカードのテキストが分かりやすく変更されて記載されています。

これに伴って細かいところで解釈を掘り下げられているので、厳密に言うと元々カードに書かれている説明にないことが書かれている場合があります。
しかしそれらはカードそのものの意図を尊重するものであって大幅なルール変更とは違います。あくまで分かりやすく、遊びやすくするためのものであると言えます。従って遊びやすい環境作りを目指すローカルルールに是非取り入れたいと考えているのです。

と言うか旧ウラ面時代に実際に遊んでいた人(少しやりこんだ人)は、当たり前のようにオフィシャルブック2000の効果で遊んでいたと思います。
普段から遊び込んでいる人なら思い当たると思いますが、実際の対戦ではカードテキストを読まなくても効果を知っていて、絵を見るだけで処理をスムーズに進めていることってありますよね? 旧カードで遊んでいた人達もやはりそうだったと思いますが、私などは実際のカードのテキストを読んでオフィシャルブック2000と違うことに逆に違和感を覚えたほどです。公式大会などでは、恐らく事前に断ることもなくオフィシャルブック2000の通りのルールで処理されていたはずです。当時最先端のバイブルというやつですね。

ということで、これも公式ルールを覆し、ローカルルールに以下の提案をしています。
「PMCGシリーズのカードの使い方は、基本的にポケモンカードオフィシャルブック2000の効果に従う」



ちなみに実際の内容はこんな感じです。

ヒトカゲ(第1弾)の「ひのこ」
・カードの説明
[自分の「炎」エネルギーカードを1枚はがしてすてる。]

・オフィシャルブック2000の説明
[自分についている「炎」エネルギーカードを1枚トラッシュする。トラッシュできないとき、このワザのダメージはなくなる。]

オフィシャルブックの説明では、「イカサマ」のようなワザでずるができないように書き換えられています。エネルギーをトラッシュするワザは全て同様の記述が加わっています。



ピジョン(第1弾)の「オウムがえし」
・カードの説明
[前の相手の番で受けた「ワザ」と同じ「ワザ」をだす。]

・オフィシャルブック2000の説明
[前の相手の番に、このカードが相手のワザによって受けたダメージと効果を、相手に与える。]

最も大きく修正された例です。と言うかカードの説明のままだとイマイチ意味が分かりません。



フシギバナ(第1弾)の「エナジートランス」
・カードの説明
[フシギバナは自分の場にある「草」エネルギーを好きなだけ移動させることができる。「ねむり・マヒ・こんらん」状態のときには使えない。]

・オフィシャルブック2000の説明
[この力は、自分の番に何度でも使える。自分の場にいるポケモンについている「草」エネルギ-を、自分の場にいる別のポケモンにつけかえる。このカードが「ねむり・マヒ・こんらん」状態のとき、この力は使えない。]

カードの説明だけ見るとタイミングが定められていないので相手の番でも使えそうに見えますが、オフィシャルブック2000の説明では分かりやすくなっています。



プテラ(化石の秘密)の「げんしのちから」
・カードの説明
[プテラが場にいる限り、全てのポケモンは進化することができない。(すでに進化しているポケモンに影響はない)。「ねむり・マヒ・こんらん」状態の時、この力は消える。]

・オフィシャルブック2000の説明
[このカードが場にいる限り、おたがいのプレイヤーは、ポケモンを進化させることができない。(ワザや「特殊能力」による進化はできる。また、すでに進化しているポケモンに、影響はない)。このカードが「ねむり・マヒ・こんらん」状態のとき、この力は消える。]

オフィシャルブック2000の説明ではワザによる進化ができるようになっています。

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2011-08-24(Wed)

公式の問題点(カードの名前編)

公式の問題点その3。
公式回答から。
「『エネルギーー・リムーブ』と『エネルギーリムーブ』は違う名前のカード」

まぁ、確かにそうなんですが。


「エネルギー・リムーブ」は旧ウラ面で第1弾から存在するカードです。


「エネルギー・リムーブ」

相手の場のポケモンを1匹選ぶ。そのポケモンについているエネルギーカードを1枚選び、トラッシュさせる。


これが強過ぎるとされ、後に新しいウラ面のeシリーズから効果が以下のように変更されました。


「エネルギーリムーブ」

コインを1回投げオモテなら、相手のポケモンのエネルギーを1個選び、トラッシュする。


このときです。名前から「・」がなくなったのは。
確かに厳密に言えば名前が変っているかもしれませんが、私はこれらはあくまで同じカードと捉えています。公式回答通りに違う名前のカードとして扱うのではなく、同じ名前のカードとして扱うことが、カード本来の意図を汲んだ使い方と考えます。

ちなみに当時の公式大会レギュレーションでは、特別ルールとして「エネルギーリムーブは新しいルールで使う」というものがありました。レギュレーションの説明内では「エネルギーリムーブ」と表記されていますが、当然ここでは旧効果が書かれている「エネルギー・リムーブ」のことを指して言われています。
当時は公式もこれらを同じものとして扱っていたのです。プレイヤーもそれを当たり前のこととして受け入れていましたから、今回の公式回答である「違う名前のカード」という見解は、青天の霹靂とも言うべき衝撃を受けました。

他にも、こんなカードがあります。


「リムーブ禁止ジム」(スタジアムカード)

お互いのプレイヤーは、「エネルギーリムーブ」「超エネルギーリムーブ」を使うことができない。
ただし、それらを使う時に、自分の手札からカードを2枚選んでトラッシュするなら、使うことができる。



「リムーブ禁止ジム」は旧ウラ面のカードです。つまり、このカードが登場した時点では、実は「エネルギーリムーブ」というカードが存在していません。にも関わらず「エネルギーリムーブ」を使えなくする効果を持っています。
当たり前ですが、これは「エネルギー・リムーブ」を禁止するための意図を持って作られたカードですし、プレイヤーもそこに問題は感じていなかった筈です。
しかしこれについても公式に問い合わせた答えは「『リムーブ禁止ジム』が場にあるとき、『エネルギー・リムーブ』は使うことができるが『エネルギーリムーブ』は使うことができない」とのことでした。明らかにカード本来の意図からずれています。


私はカードが持つ本来の意図を尊重したいので、公式の見解を覆し、ローカルルール内に次の提案をしています。
「『エネルギー・リムーブ』と『エネルギーリムーブ』を同じ名前のカードとして扱う」

その上で、先日の提案通り「同じ名前で効果が変更されて再版されたカードは、すべて最新の効果に従う」を適用し、結果「エネルギー・リムーブ」も新しい「エネルギーリムーブ」と同じ効果で使うのが遊びやすい環境を作るうえでベストと考えます。

同様に「元気のかけら」と「げんきのかけら」も同じ名前のカードとした方が混乱は避けられると思います。
個人的にはリスクを負う「元気のかけら」の方が効果が面白くて好きですが……。

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2011-08-23(Tue)

公式の問題点(トレーナー編)

公式の問題点その2。
こちらも公式回答から。
「旧ウラ面のトレーナーは『グッズ、サポート、スタジアム』のいずれでもなく、あくまで『トレーナー』として扱う」

私にはこの説明自体が違和感の塊なので何が問題かと聞かれると逆に困るのですが。
そもそも何故旧ウラ面だけ分けるのか。「トレーナーカード」の系譜は旧ウラ時代から脈々と続き、DPから細分化されましたが、ウラ面が変わったときに「別モノ」になったわけではありません。
「きずぐすり」や「ポケモンいれかえ」は第1弾から存在しています。

公式回答に従い旧ウラのトレーナーカードが「グッズではない」とすると、旧ウラの「きずぐすり」はどう扱えば良いのでしょうか。
「きずぐすり」は最新の公式ルールに効果変更の記述があるため、そこに書かれた効果に従って使うことになります。これを旧ウラの「きずぐすり」にも適用する場合、旧ウラの「きずぐすり」は「旧ウラだからグッズではない」が、「最新の説明に従ってグッズである」……つまり「グッズではないがグッズである」という矛盾が生じます。
意味が分かりません。

また、旧ウラ面のトレーナーの中にも、「スタジアムカード」が存在します。
しかし公式回答に従うなら、旧ウラのトレーナーのひとつである「スタジアムカード」は「スタジアムではない」ことになります。
「スタジアム」は場に新しい「スタジアム」が出ればトラッシュされますが、「スタジアムカード」とは同時に出せることになります。場がカオスになりますね。
意味が分かりません。

旧ウラのトレーナーが「グッズではない」なら、ラフレシア(L2)の「アレルギーフラワー」がはたらいていても旧ウラの「ポケモンいれかえ」や「なんでもなおし」は自由に使えることになります。
これは、本来意図された効果とは違うのではないでしょうか。


私は「旧ウラのトレーナーがグッズ、サポート、スタジアムのいずれでもない」というのはおかしいと考えています。
現在の分類の意図を汲めば、「サポートとスタジアム以外はグッズ」とするのが妥当でしょう。「スタジアムカード」は「スタジアム」に名を変え、「トレーナーカード」は「トレーナーズ」に名を変えただけで、本来の意図は同じなのだから、別モノになったわけではない筈です。

公式回答に従うと、上に紹介した以外にも挙げればキリがないほど不可思議で煩わしい問題が生じます。
こういった問題を払拭するために、私はローカルルールのひとつとして以下の提案をしています。
「旧ウラ面のトレーナカードもトレーナーズとして扱う。サポーターはサポート、スタジアムカードはスタジアムとして扱う。全シリーズ共通で、トレーナーズのうちサポートとスタジアム以外をグッズとして扱う」

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2011-08-22(Mon)

公式の問題点(エラッタ編)

先日の夜会で少し話題に出たので記事作成。
現在、大分ポケモンカード同好会内で使うローカルルールの作成を検討しています。
と言うのも、公式が役に立たないから。
特に古いカードの使い方について問い合わせたときの回答があまりにも問題を抱え過ぎており、公式に従っていたらまともに遊べないと感じることが多々ありました。さらに最近は公式がそもそも古いカードの使い方に関する問い合わせに答えなくなりました。
これはもう、公式を見限って我々当事者で環境を整えた方が良いと思い至ったわけです。

ローカルルールの目的は新旧すべてのカードを混ぜたうえで公平に遊ぶための環境作り。基本的には最新のルールの意図を汲み、旧カードの扱いに整合性を持たせるよう調整する形で考えています。「遊びやすさ」が第一です。
内容については近く主催のルチさんから提案してもらえると思うので、私のほうではそれに先立って、公式の見解がどう問題なのかを解説することにします。


今日は取り合えずこれ。
公式の回答。
「最新の公式ルールにルール変更の記述がない場合(過去の公式ルールで効果変更されたカードも)、カードに書かれている説明に従う」

言わずもがな問題があることは分かると思います。


比較的新しい例を挙げると「ツメの化石」があります。
「ADV2」「PCG幻の森」「ワールドチャンピオンズパック」「DP5」の4種が存在しますが、前2つと後2つで効果が違います。


「ツメの化石」
・ADV2の効果
[このカードはたねポケモンとして場に出すことができ、場にいるかぎり、[無色]タイプのたねポケモンとしてあつかわれる。このカードは特殊状態にならず、[にげる]ができない。このカードが[きぜつ]しても、相手プレイヤーはサイドをとることができない。このカードの持ち主は、自分の番に、場からこのカードをトラッシュしてよい。]

・DP5の効果
[このカードは、[無色]の「たねポケモン」として場に出すことができる(このカードが[きぜつ]したら、相手プレイヤーはサイドを1枚とる)。このカードは特殊状態にならず、[にげる]ができない。このカードの持ち主は、自分の番に、場からこのカードをトラッシュしてよい(この効果は[きぜつ]ではない)。]


大きな違いは[きぜつ]したときに相手プレイヤーがサイドを取るか否かです。この差がどれだけ大きいかは分かると思います。
公式の見解に従い「カードに書かれている説明に従う」場合、同じ「ツメの化石」でありながら、古い「ツメの化石」を持っている方が断然有利ということになってしまいます。これでは不公平です。


もうひとつ例を挙げます。


「エネルギー回収」
・第1弾の効果
[手札から1枚のカードをすてることによって、トラッシュから2枚の好きなエネルギーカードをひろって、手札に加えることができる。]

・ジムシリーズの効果
[手札からカードを1枚選んでトラッシュしなければ、このカードは使えない。あなたのトラッシュから基本エネルギーカードを最大2枚選び、手札に加えてよい。(ただし、このカードを使うためにトラッシュしたカードを選ぶことはできない)]

・BW1の効果
[自分のトラッシュからエネルギーを2枚選び、相手に見せてから、手札に加える。]


BWのものは手札を1枚トラッシュする効果がなくなっています。しかし問題なのは第1弾の効果。トラッシュの「好きなエネルギー」を取ることができるので、「カードに書かれている説明に従う」場合、特殊エネルギーも選べると解釈できます。
実はそもそも第1弾の時点では特殊エネルギーの概念自体が存在しなかったのでこのような記述になっています。そのため後にジムシリーズで再版されたものは「基本エネルギー」と書き換えられています。
旧ウラ時代からのプレイヤーの多くは恐らく「常識的に」ジムシリーズの方の効果を脳内にインプットしているので、特に説明を読まなくても新しい方の効果に従っていたと思います。そもそも特殊エネルギーを拾うことを意図したカードとは思っていないはずです。
ところが公式の見解通り「カードに書かれた説明に従う」なら、第1弾の「エネルギー回収」は本来の意図とは違った意味で使われることになるでしょう。不公平である以前に何かがおかしい。


これらの問題を払拭するために私はローカルルールのひとつとして以下の一文を提案しています。
「トレーナーズや特殊エネルギーのうち、同じ名前で効果が変更され再録されたカードは、(最新の公式ルールに効果変更の記述がなくても)すべて最新版の効果に従う」

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2011-08-21(Sun)

「滅びの宣告V」デッキ

夜会当日になってやっと作ったデッキ。もう強引なネタしか思いつかない。

サマヨール

「滅びの宣告V」デッキ
(スタンダード)

・ポケモン11枚
4 ヨマワル(DP3)
4 サマヨール(ADV2)
3 ビクティニ(BW2)

・グッズ21枚
4 デュアルボール
4 スピードボール(e5)
1 ゴージャスボール
4 エネルギー交換装置
4 ポケモン回収装置(PCGロケット団の逆襲)
4 きあいのハチマキ(neo1)

・サポート12枚
4 ダイゴのアドバイス
4 ロケット団の幹部
4 N

・エネルギー16枚
8 超エネルギー
4 Wレインボーエネルギー
4 レスキューエネルギー



サマヨール(ADV2)のワザ「ほろびのせんこく」で相手を[きぜつ]させます。
それだけです。

「ほろびのせんこく」はコインを2回投げ、すべてオモテなら相手を[きぜつ]させるワザ。成功率は低いですがある意味最強の必殺技です。
失敗してもビクティニの特性「しょうりのほし」でもう1回だけコインの投げ直しができます。ビクティニさえ居ればおよそ2回に1回くらいの確立で相手を[きぜつ]させることができます。あとは運頼み(笑)。

ヨマワル(DP3)はどうぐつきポケモン。「霊界の布」の効果で、出した番でもすぐに進化することができます。さらに「Wレインボーエネルギー」があればすぐに「ほろびのせんこく」を使うこともできるので、上手く行けば1ターン目からコンボを働かせていくことも可能です。
たねポケモンを引く「デュアルボール」、進化カードを引く「スピードボール」、特殊エネルギーを引ける「エネルギー交換装置」をめいっぱい詰め込んでいるので、かなり素早い展開ができると思います。

「ロケット団の幹部」と「N」も思い切り突っ込んでます。これ自体がネタのつもりでしたが、霊界の布ですぐに進化できるこのデッキは「手札に残しておきたいカード」が殆どないので、意外と躊躇なく使えるという意味でマッチしていると思います。
相手の手札が思い通りにならないうちに「ほろびのせんこく」を撃ちまくる。

ぶっちゃけネタなので勝てるかどうかは別としても、相手プレイヤーにプレッシャーを掛けることに関しては秀逸なデッキになっていると思います。使ってる側はどうせダメ元と思って気楽にコイントスを楽しんでいますが、相手側の恐怖は如何ほどか(笑)。

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