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2010-10-06(Wed)

ポケモンカードの思い出 その2

「ポケモンカード★neo」時代のお話…。

一応解説すると、ゲームボーイ版ポケットモンスター金銀の発売に伴ってオモテ面のデザインを少し変更した新シリーズです。ベイビィポケモン、ポケモンのどうぐ、悪と鋼タイプが新たに登場しました。悪・鋼は今と違って特殊エネルギーしか存在せず、その効果も今とは違っています。

2000年春、ネオ第1弾が発売された頃に、近所のデパートで公式イベント「ワールドチャレンジ(春)」が開催されたので友達と一緒に参加しました。これが初のイベント参加です。内容は殆どフリーな対戦の場で、勝ってスタンプを溜めるとグッズが貰えるというもの。スタンプカードは夏の公式トーナメント優先出場枠抽選の応募券にもなっていて、帰りにこれを出して応募しました。

友達3人の中で私だけこの抽選に当たり、かくして福岡へ進出。友達も当日抽選で出場。
2000年「ワールドチャレンジ」夏の公式トーナメントは、予選リーグが予め用意された全員同じデッキでの対戦でした。
デッキは「わるいスリーパー」「わるいゴーリキー」「わるいラッタ」の3すくみ(当時の無色ノーマルポケモンは超に抵抗力があります)を内包し、且つ「メタモン」が絡むことでかなり複雑な相性を持っていました。お互い同じデッキを使うのですから、はっきり言って凄く上級者向けな遊び方です。
私はこの予選リーグを3連勝で突破。自分で言うのもなんですが、プレイングの腕はこの頃から他の子より高かったのだと思います。特に2回戦、時間切れの最後の番で「わるいラッタ」の「ひっさつまえば」が決まれば勝ちという場面、冷静にパソコン通信で山札からポラスパワーを引いてきて「かじる」で勝負を決めたのは誇らしい思い出です。
しかしながら、結果は決勝トーナメント1回戦脱落。でもトレードも沢山できたし、とても楽しい大会でした。
ちなみに翌年2001年の大会も予選は予め用意されたデッキでしたが、特に弱点関係の無い2デッキから好きな方を選ぶというもので、入っているポケモンも大した戦略的要素が無く、殆ど運で戦うような内容でした。私は勝てなかったんですけど(苦笑)。

この頃、私が好きなポケモンはカメックスからカイリューに変わっていました。ゲームボーイ版金銀でゼニガメが入手できないことからカメックス離れが起きていたのかもしれません(笑)。カイリューは以前から水に棲むポケモンとして他の水ポケモンと一緒に集めていました。

ネオの時代前半によく使ったデッキは「リザードン」(第一弾)を中心としたデッキです。旧ウラ面時代を代表する、最も有名なカードだと思います。HP、攻撃力ともに最強クラスで、みんなの憧れの一枚といったイメージです。DPシリーズで復刻されたものを知っている人も多いでしょう。
最初は「ガルーラ」をバトル場に出して「壁」にし、「こどものおつかい」で手札を増やす。次はベンチで「わるいハクリュー」「わるいカイリュー」が場を展開し、リザードンを呼び出してひたすらエネルギーを溜めていく。特に、「リサイクルエネルギー」を使うことでワザのリスクを軽減します。最後に何ターンも掛けてエネルギーを溜め込んだリザードンが、「ほのおのうず」を連発するというデッキです。
蛇足ですが「ポケモンカードGB2」でほぼ再現できます。

ネオ時代後半になると、メインポケモンが「リザードン」(プレミアムファイル2)に変わります。このリザードンは第一弾のものとHPやワザは同じで、特殊能力のみが変化したものです。「ファイヤーレイズ」は場の炎エネルギーを2個自分に付け替えることができます。第一弾の「エナジーバーン」は無色2個エネルギーや多色エネルギーを利用できるのが強みですが、プレミアムファイルの方は炎単色デッキで活躍するのが特徴です。
「エンテイ」の「おたけび」、「やさしいブースター」の「あたためる」などを利用し、より素早く、より多くのエネルギーを蓄えるような戦い方を考えました。
私とよく対戦する方には、今でも私がこのようにエネルギーを溜めこむタイプの戦略を持ったデッキを作っていることが思い当たるかと思います(笑)。始まりはリザードンです。

ネオの終焉頃に好んだのは「やさしいカイリュー」のデッキです。「ひかりのはどう」は無色エネルギー3個で40ダメージと、当時としてはかなり安定して強力なワザで、しかも次の相手の番にワザの効果を受けなくなるという効果があります。
効果を受けないということは、ダメージしか受けないということです。ならば、受けたダメージだけ取り除くことができればこのカイリューは無敵なはずだ、という発想から「フーディン」とのコンボが出来上がりました。
フーディンの「ダメージスワップ」を使ったコンボはあまりにも有名ですから、旧ウラ面時代を知る人には今さら説明不要でしょう。HPの高い「ラッキー」「メノクラゲ」の「おくびょう」、そして「ポケモンセンター」といった基本のコンボに、カイリューという主役を加えた形です。
もちろん、やさしいカイリューだけでなく、わるいカイリューにも枝分かれして、ベンチで場を展開します。無論、やさしいカイリューも100を超えるダメージを受ければ一撃で倒れてしまいますが、そんな相手は「バリヤード」が受け流してしまいます(尤も、旧ウラ時代に100ダメージも出すポケモンはリザードンの他に数えるほども居ませんが)。
このデッキの完成度は極めて高かったと自画自賛しています。何より、一番好きなカイリューが活躍することが凄く気に入っていました。

この後、ポケモンカードは裏面を一新し「ニュージェネレーション」に移行します。
ちょっとだけ付け加えると、実は旧ウラ面の時代は日本と海外でウラ面のデザインが違いました。海外ではどの国でも最初に輸出されたアメリカ版に統一されていましたが、日本版だけがオリジナルのウラ面だったのです。「ニュージェネレーション」は、もしかしたらこれを統一する目的もあったのかもしれませんね。
では、つづきはまた。

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